欧米人がサングラスをかけているのは、
眼の中の“虹彩（こうさい）”と呼ばれる
光の量を調節する場所に、メラニン色素が少なく、
光をとても眩しく感じるからです。
ファッションで、
しているかたもいるんでしょうが、
身体機能的に予防の意味でする場合も多いそうです。
メラニン色素は、
髪、肌、眼にも存在していて、
有害な紫外線から、体を守る働きがあります。
日本人の場合は、
欧米人よりもメラニン色素が多いです。
ですので、
髪も瞳も、お肌も、彼らより濃い色をしています。
さて、
そんなメラニン色素が、
遺伝的に欧米のかたより多い日本人でも、
欧米人並みに、
メラニン色素が少ない場所があります。
それは・・・髪。
正確にいうと、
「ヘアカラーしている髪」です。
ヘアカラーの工程のなかで
必ず、髪の内部のメラニン色素を分解してしまいます。
メラニン色素があるから、髪が黒くみえます。
明るい髪ほど、
カラーのブリーチの効果で、
メラニン色素が少なくなっています。
あなたがお嫌いな白髪は、
いろんな要因から、メラニン色素が生成されず、
生えてしまった髪になります。
つまり、
ヘアカラーを繰り返している髪
明るくなった髪ほど、
メラニン色素が少なく
紫外線に対しても、
ダメージを受けやすくなっています。
ですので、
ヘアカラーをしている方ほど、
髪色が明るい方ほど、
紫外線に対するダメージには、
しっかり対策を立てないといけません。
髪は、サングラスをかけるわけには
いきませんからね・・・。
1番の予防は
やはり、紫外線を浴びないこと。
外出の際は、
・帽子
・日傘
・日陰を歩く
・分け目を変える
などありますが、
完全に防ぐのは、やはり不可能です。
その分、普段の髪へのケアを
夏の紫外線の強い時期は、
ぜひ、念入りにしてあげてください。
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